絵画制作で育むこと

絵画制作で育むこと

麻布アトリエのこども絵画教室で行なっていることは単に絵を完成させていくという作業です。しかしながら、単に「絵を描く技術を学ぶ場」ではなく、その制作の過程の中で、子どもたちの成長や発達にとって、様々なとても重要な役割を果たしていると考えています。

1. 創造力と表現力を育む

絵を描くことで、子どもたちは自分の考えや感情を自由に表現できるようになります。言葉では伝えきれない思いやアイデアを形にする力が養われ、創造的な発想が育まれます。

2. 自信と自己肯定感の向上

自分が描いた作品が認められることで、「自分はできる!」という自信につながります。特に、教師や親が作品を肯定的に受け止めることで、自己肯定感が高まり、挑戦する意欲が育ちます。

3. 集中力と忍耐力を養う

絵を描くプロセスでは、こどもたちは細部にこだわりながらじっくりと取り組みます。この過程で、集中力や忍耐力が養われ、学習面や他の活動にも良い影響を与えます。

4. 観察力と思考力を鍛える

対象物をよく見て描くことで、細かい違いや色の変化に気づく力がつきます。また、「どう描けばいいか?」を考えることで、問題解決能力や論理的思考力も育まれます。

5. 感受性とコミュニケーション能力の発達

絵を描くことで、色や形に対する感受性が豊かになります。また、作品を通じて先生やご家族たちと意見を交換することで、コミュニケーション能力の向上にもつながります。

6. デジタル時代における人間力

スマホやタブレットの普及で、子どもたちが実際に、鉛筆や絵の具に触れながら創作する機会が減っています。アナログな創作活動を通じて、バランスの取れた発達を促すことができます。

7. 将来の可能性を広げる

絵画は職業としての可能性もありますが、それだけでなく、創造的な思考はビジネスやテクノロジーの分野でも求められています。子どもの頃に培った創造力が、大人になったときに大きな武器になるでしょう。